▼こんな方におすすめ

・子どもにお金の話できないなー
・おこづかいはいつからー?
・進路の話はどうしたらいいー?
今回は
お金と上手につきあう子になる育て方〜子育てに必要な愛情とお金の渡し方がわかる本
著者:親子のマネーカウンセラー鶴田明子
を紹介したいと思います
今回も2部作となります
ぜひご覧ください(②はこちら)

お金と上手につきあう子になる育て方

初めに

初めに、皆様子どもとお金の話をしていますか?
お金のリテラシーを高めるため、親として子どもとの関わり方を知っていますか?
子供に対して「子どもがお金のことなんか考えなくていいの!」って言っていませんか?
子どもがいない方は、自分が子ども時代どうでしたか?
現在人生100年時代といわれており、この長い人生を安心して生きていくためには、お金の知識はあった方がいいもの
ではなく、なくてはならないものです
その中で、子どもとお金の話をするというのは、「子どもの言っていることに真剣に向き合うこと」、つまり、子どもの話を聴くということです
この際、どんな時でも何を言っても聴いて貰える安心感は、子育てで最も大切なことです
また、自分の価値観をもつということは、他人に流されず自分にとってより良い選択をするために何より大切なことです
これは、子どものお金の使い方に繋がります
子ども時代の価値観が将来まで続くと考えると、早めに良い価値観を身につけて欲しいものです
本書では、これらについて説明していますのでぜひご覧ください
さて、子育てを行っているには親3タイプある、と言われています
1. 独裁的な親、自由なき制限
子どものすることは全て親の責任と考えているため、褒美と罰でしつけを行います
また、過保護・過干渉な親もこれに分類されます
このような親に育てられた子どもは、全て親の指示で動いてきたため、自分で考えて行動することができず、内的コントロールができなくなります
2. 放任的な親、制限なき自由
このタイプは、子どもの言いなりになる親です
「子どものやったことは子どもの責任」と親としての責任を負いません
また、子どもからするとこの親のもとではルール・決まりがなく、ことの良し悪しがわからないため不安になります
そして、この親に育てられた子どもは協調性や思いやりが育たなくなります
3. 民主的な親、制限の中での自由
これこそ私たちが目指すべき親です
「アドラー心理学」のように、親子は1人1人、人間として平等である、という考え方です
そして、ルールなどの制限の中でしっかりと見守って育てていき、成長につれててを離していく、という子育ての方法をします
この親に育てられた子どもは、バランスのとれた責任感のある大人になる
あなたはどのタイプの親ですか?
また、どのタイプの親に育てられましたか?
子どもとのお金の話

お金はなくてはならないものであり、人生をよりよく生きるための「道具」です
・野球選手がバットを何に使うか分からないなんてありませんよね?
・サッカー選手がサッカーボールを蹴るって発想はなかったとは言わないですよね?
「道具」であるならば、使い方を知らなければなりません
そのため、親は子どもにお金の使い方を教えなくてはいけません
そのためには、年齢に応じたおこづかいを渡し、たくさんの経験をさせることが大事です
あなたは、おこづかいをもらった初日にはお菓子を買って使い切るなんてしてませんでしたか?
失敗してもそれは貴重な経験として、失敗してもまた挑戦できる心をそだてるには、勇気づけが必要ですので、親子でよく話し合いましょう
そして、お金は汚いものではなく、生きるための「道具」です
お金に対するイメージをプラスにしましょう
次に子どもに対し「おこづかい制」と「お駄賃制」をどっちにするか迷うところですよね
ですので2つ比較を行います
おこづかい制
目的が「お金の管理能力をつけるため」であれば、おこづかい制です
おこづかいを渡して、その範囲内でお金を管理させます
もちろん、文房具や教材などは年齢に応じて話し合い、その分のおこづかいを渡す、など考えてみましょう
お駄賃制
目的が「働くとお金が貰える、ということを教える」であれば、お駄賃制です
何もないところからお金は生まれません
ですので、労働と対価にお金がもらえるというものです
この2つをやる上で「おこづかい」「お駄賃」が、子どもをコントロールするための報酬であってはならなりません(おこづかいあげない!減額!とか)
では、実際に「おこづかい制」を行うとして話あうべき点を紹介します
おこづかい制:何を買わせる?
おこづかいの中で何を買わせるのか話し合いましょう
決めるべきは
- 子どもが欲しいもの
- 生活に必要なもの
この2つです
これらは年齢に応じ、おこづかいを増やしていく中で決めていくと良いと思います
おこづかい制:禁止事項
また、禁止事項を決めておくことも大切です
特に
- おごり、おごられ
- お金の貸し借り
の2つはおこづかいを持った子どもがやりがちですので、禁止事項として決めておいてください
おこづかい制:約束事
そして重要なのが約束事です
- 毎月◯日に渡す
- おこづかい帳をつける
- 足りなくなったらどうするか
- 手元の現金が増えたときの対処
- 親以外から頂いたお金の取り扱い
なんかを決めると良いです
また、「足りなくなったときの対処」として、前借りやその返済などが考えられますが、お子様が高学年であればその際、金利をつけることでいい勉強になるでしょう
ただ、このルールに正解はありませんので、家族で楽しみながらルールを決めることが大事です
おこづかいを渡すことで、子どもは考えて買うことができ、制限の中での選択を学ぶことができます
こういった「おこづかい」という制限がない子は、欲しいものを親にねだればいいだけなので、考える必要がありません
なぜなら全てお母さんが考えるからです
ですから、子どものためにもおこづかいを渡したほうがいいのかもしれませんね
では、おこづかい制はいつからどんな風に始めたらいいの?
と疑問が湧きますので、目安を紹介します
- お金に興味を持ち始めた
- 欲しいものがでてきた
というのがひとつの目安となります
ただ、お金への興味は人それぞれですので、例えば小学校入学をきっかけにしてもよいと思います
また、おこづかいの中で何を買わせるのか、を考え各家庭で決めてください
お金の話をしてない子程増えるマネートラブル

お金の話しにくい…
皆様、家庭の中でお金の話をしたくない、しにくいと感じたことはありませんか?
人はお金の話を非常に感情的に聞いてしまうものです
そしてお金の話を感情的に話してしまった結果、お金の話が家族の調和を乱すという予測が立った心優しい子どもは、話すのを諦めてしまうかもしれません
そして子どもは様々なチャンスを失ってしまうことになります
大事なのは「お金の問題」であっても、お金の話はきちんと子供の意見を聞き、話しましょう
そのうえで「お金の問題」をどうすればいいか考え、家族全員で納得した上で結論を出しましょう
そこには子どもの気持ちも反映されていますので、希望が叶わなくても我慢は選択したものとなります
進路選択は大きな問題!
進路選択は一大イベントです
なんなら、将来の自分を左右することもあるでしょう
そこで、進路選択にかかる大きな問題は
- 進路選択の問題
- 進路に関わるお金の問題
がつきものでしょう
1は子どもの問題として、子どもに決めさせましょう
2は親としてしっかり責任をもって明らかにしましょう
ただ、子どもの為だと糸目をつけずにお金を出していると、老後生活はとても厳しいものになります
その結果、社会に出て経済的自立した子どもに援助を求めていては元も子もありません
老後に必要なお金の見通しを立てた上で、親としてその子に出してやれる金額を計算する必要があります
子どもに対する教育資金がどのくらい準備できるのかをきちんと計算し、
あなたに必要なお金を全て出してあげるわけにはいかないこと、長い老後を生きていくためのお金もとっておかなくてはいけないこと、を子供に提示することもまた、親の役目ということですね
②では、お金の話をする効果、問題の解決、対処などを紹介しています
ぜひご覧ください!(②はこちら)
では昨日より良い自分を目指しましょう!ではまた

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